Singer Song Writer 2

 入力済みのファイルを何も工夫せずに聞くだけなら、前のページでほぼ解説済みです。 でも、それだけなら、何もソフトを自分のPCの中に持つ必要もありません。

 ところで、このソフトを使う目的ですが、私の場合は「合唱」の練習用で、取り敢えず、1つのファイルに全パートを入力し、伴奏のある場合は、声の出てこない部分は伴奏部分を適当に入力して準備しました。 従って、前のページの方法では、全部のパートが同時演奏になり、自分のパートのみの練習にはやや難しい状態です。

 単独のパートのみが演奏され、それに習って練習するには、如何したらいいのでしょう。 いくつか方法はあるようです。

 メニューバーで、 演奏 1トラック演奏 を使う場合は、目的のパートの「自分が歌い始めたい部分」に下図左のようにカーソルを置いて、操作を開始します。カーソルを置くには、目的の音符の位置でクリックしますが、タマをクリックすると、図右のように音符が選択されこのままでは演奏できません。 自分のパートの何処かをクリックして、 頭出ししてから「1トラック演奏」の指示を出せば、当然最初からになります。

 この辺の作業も、「プレイパネル」を使いたい場合は、 ボタンで、「ミキサー」を呼びます。 「ミキサー」パネルで上段の番号を見ると、トラック1〜4が作業対象になっており、左側の機能名でSOLOとしてある行でボタンを押し込むと、そのパートだけが演奏されます。 中央図では、3,4トラックのみが押された状態では、2つのパートをあわせた演奏になります。 MUTEは、逆に音消しで、右図のようにすれば、1トラックが消音して、3つのパートの演奏になります。

 別の方法です。短いフレーズの繰り返し練習に便利です。下図は「スコアエディタ」で見た、「小夜曲」の冒頭部分で、男声4部のテナー1、テナー2、バリトン、バスの4つのパートが並べてあります。 先ず、練習したい部分の先頭の音符のタマをクリックします。 図では、バスの1小節目の4拍目です。

 次に、最後の音符のタマをポイントして、shiftを押しながらクリックすると、部分選択の状態が得られ、その部分の音符が赤くなります。3小節目の3拍目にある2分音符までが選択されました。 この状態でプレイパネルで プレイボタンを押すと、選択範囲を先頭から演奏してくれます。 繰り返しボタンを押し込んでおけば飽きるまで繰り返してくれます。

 この方法が便利なのは、2つ以上のパートを抜き出して練習したい場合です。同じ「小夜曲」の終わりの部分は、メロディのテナー1と他のパートが掛け合いになります。 例えばバスの人の練習で、他にはテナー1のみが聞こえる状態を作って練習します。 上の図で表示されていたテナー2とバリトンが入らない状態で聴きたい場合は、左側にあるトラック選択用の表示状態(背景がグレー)だった2,3トラックをクリックして非表示状態(背景白)に切り替えます。(非表示を表示へ戻すのもクリックです。)

 その状態で、第1トラックの練習したい部分の先頭を指定後、第4トラックの末尾の音をポイントし、shiftキーを押しながらクリックして両方のパートに亙った部分選択ができます。 この場合プレイボタンを押して演奏されるのは、表示状態の部分だけなので、練習にはもってこいの状態が得られます。

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