カルキング 8

 ver8の新機能の紹介です。

 最初は、編集機能です。

 ドキュメントのズーム機能が追加されました。[表示]−[ズーム]メニュー で倍率を指定します。 

75% 標準(100%) 125%

 図左のようなプルダウンメニューで、希望する倍率に変更します。 ズームインすれば、文字は大きく見易くなりますが、視野が狭くなりますね。ズームによる文字の乱れは少なく、見易いものに作られています。


 入力用フォントスタイルの機能が追加されました。これによりあらかじめ指定しておいたフォントスタイルに簡単に切り換えることができます。スタイルには日本語フォント2種類・英語フォント2種類・数式フォント2種類の計6種類を登録してあり、変更することもできます。
 書式設定メニューの左端にある、フォントスタイルメニュー をクリックして、図左の一覧から選択します。

 従来、カルキングでは1つの文章の中で、欧文と和文を混用する作業で、
右クリックで使う「書式の引用」が便利でした。

 日本語フォントで文章を入力中に、引用する数式用のフォントスタイル
の文字列上で右クリックし、「書式の引用」を指定すると、?が発生して、
計算式が指定フォントで入力でき、enter又は→入力1つで、元の日本語
フォントへの切り戻しができました。
 今回の方式は、右クリックの代わりに、を使えばよく、登録済みの
6つのフォントであれば、切り替えがより気軽にできます。
 フォントスタイルの編集を使えば、基準フォントを組み替えることも可能
です。

数式記述の強化

 [数学関数]ツールバーに各種の関数入力用のボタンを追加しました。要素数の取得関数までは、ver7までにリリース済みです。

 新規参入は、図の右側 8個で、ガウス記号の ceil及びfloor、複素数の実数部及び虚数部、共役複素数、複素数の偏角、平均値および第1種ルジャンドル関数などがあります。 共役複素数と平均値とは外観は同じですが、使う人が間違えなければ大丈夫です。

ceil,floor も使えます。

 関数のカッコを新規に追加しました。これは通常の算術カッコとは結合規則が異なり直前の関数名との結合を優先させるもので、定義を明確にして処理することができます。

ツールボタン 計算カッコが2つの場合 関数カッコ(紺色)を使った場合

計算機能強化

 BCD演算ルーチンの最大桁数を300桁から1000桁に拡張しました。 要するに、レジスタの長さが、1000桁になり、おおよそ1000桁精度の計算が可能になったわけです。

 


 関数名の添字の部分に引数を指定することができるようになりました。下で定義した関数は、自然対数の底(e)に対する のマクローリン展開式の各項に該当する関数です。 総和関数を使った計算から、極めて収束の早い関数であるという結果を見ることができました。

 添え字はもちろん、F2 を使います。f(x,n)とするより扱いやすいですね。

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