関数を定義して使う

 ある変数に数値を代入すれば、代入定義が活きている間は、その代入値として処理されます。 同じようなことが、関数でも定義できると便利ですね ! 

 今回は、ライブラリ登録を先に見ておきましょう。 先ず、先ほど見た、「basic.lbr」という名前のファイルを開いてみます。 πやeの定数登録の直ぐ後に、未登録の関数が準備されています。

文字色が黒なので、登録状態ではありません。 3つの式をドラッグにより同時選択します。
 この状態でボタンを押し、ポップする「ライブラリ操作」
パネルで、登録内容は「関数」を指定し、「登録」します。
 3つの式は、いずれも文字が緑色の登録状態のなります。

 ライブラリ登録により、これらの関数式は、カルキングの全て
のドキュメントの中で引数を使って計算をすることができます。

 以上は、ライブラリ登録です。ライブラリに登録した関数は、一般のドキュメントファイルで式を引用するだけで使えます。

 このようなライブラリ登録までする必要も無い場合は次のようにします。 公式集ファイルを持っておいて、必要な関数の定義のコピーをドキュメントへ貼り付けます。 実行 関数定義 の操作をしておけば、そのドキュメント上のみで有効になります。

 ここで、「へロンの公式」をドキュメント上へ取り込み、左辺の引数に適当な定数を入力し三角形の面積を計算させます。

 上の式が定義式のコピーで、2つの計算結果は、いずれも、ピタゴラスの直角3角形です。

 ドキュメントごとの「関数定義」は、文字列の色がピンク(マゼンタ色)になります。 この色は、代入定義の場合と同じです。 もし同じファイル上で、同じ名前の関数を定義し直した場合は、既に定義済みの式は、定義が解除され、文字列の色も黒に戻ります。

 もし、ライブラリ登録済みの公式を、新しいドキュメントで(異なる内容で)関数定義した場合は、如何なると思いますか ? このような場合通常のソフトでは、より細部を定義するものほど優先順位が高くなります。 この例でも、ドキュメント上の定義の方が、優先的に採用されます。

 関数定義でも、代入定義でも、偶々、登録してあるものが気に食わない場合は、ドキュメントファイルの中で、自分の今使いたい定義を書き、ファイル上で、「π=3.14(代入)」のように定義をして使います。カルキングは、定義されたファイル内では「該当する変数や式」に限ってライブラリを無視して、ファイル内で定義された値を使います。

 その定義の内容を、印刷物に出力したくない場合は、印刷されない「右ページ」へ置いてもいいのです。

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