変数へ数値を代入する

 ここまでに変数を使って、数値を代入することについて、2〜3の例を見てきました。 本来なら、変数の成り立ちから説明が必要です。 ここでは、「演算子を含まない文字列は、変数としての資格を持っている」としておきます。

 変数に数値を代入すれば、その結果を使って計算ができるので、うまく使えば大層便利なことになります。 ところが、その定義方法がなかなか難しく、メーカーさんも随分苦労したものと思います。

 代入した状態をソフトに知らせ、同時に作業者に知らせ、特別の不都合を生じさせることの無い状態を作ります。そのために、「代入定義」という操作をします。

 上の表に示したのは、円の面積と球の体積を求める式です。「r=1」 の式にカーソルを置いて、代入定義(F8)を実行しました。
 この結果、「現在作業中のファイル」の中では、1 として扱われる状態になります。 作業者には、この時点でピンクになった「r=1」が現在の代入状態と読めるわけです。 ここで、面積の式の最後に=を記入し(カーソルを置いたまま)、計算(F7)させ、さらに体積の式にカーソルを移し、同様の計算をさせて、下の表の、左上の状態が得られます。

 ここで、r=2 の方へカーソルを移して、代入定義(F8)します。 r=2 がピンクに変わると同時に、r=1 の定義が解除されて黒に戻ります。 今度は、面積の式と体積の式を同時選択し(右図参照)、実行 再実行 を指示すると、r=2 の条件で、2つの式が計算し直されます(結果は左中段)。 r=3 として同様の作業をすれば、下段のようになります。

 ところで、この作業で、π=3.141593 であるとして計算されています。 誰が何処で定義したのでしょう。

 コマンドボタン(ライブラリ操作)をクリックしてみます。 下のような「ライブラリ検索」パネルがポップアップするはずです。

 「ジャンプ」ボタンをクリックすると、「basic.lbr」という名前のファイルが呼び出されます。 その中で、緑色の文字列で表示されているのが現在使用中の基本定義です。

 応援団の使っているカルキングでは、現在、π も e も、有効数字26桁になっていました。 もし、πの有効数字を3桁の 3.14 にしたいなら、現在登録してある式全体を選択し、をクリックします。

 ここでは、「登録解除」の操作のみできるパネルで、登録解除します。 改めて、3桁の式(π=3.14) 全体を選択し、でパネルを呼び、「定数」をラジオボタンで指定し、「登録」します。 偶々、「basic.lbr」の中の登録が解除されていた場合は、この際に、「登録」しておきましょう。

 もし、ボタンで、登録内容も、「basic.lbr」の存在も分らない場合は、「マイドキュメント」内のCalkingFilesフォルダ、その中のLibFilesフォルダと追って、中にある「basic.lbr」を開いてください。 一度開けばカルキングが何時でも参照できる状態になります。

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