Excel との連携

 今回は、他のソフトとの連携です。表計算(Excel)です。 残念ながら、私は他の表計算ソフト(Lotus123等)を殆んど知りません。 でも、たぶん表計算機能そのものは殆んど同じ考え方で処理できるものだろうと思っています。

 先ず、Excel を開いて簡単な表を作りました。 下の表の図1のような選択状態で、コピーを取って直ぐに、「カルキング」へ切り替え、長方形カーソルが見える状態で、「貼り付け」ると、図2のようになります。これは単なる図形で表としては役に立ちません。 本題は、「カルキング」で使える表の挿入です。

 ここで、コピーしたデータを貼り付けるとどうなるか、暫らく解説します。 お急ぎの方は、 こちら をクリック。

 「カルキング」の編集機能の中に「オプション貼り付け」があります(図3)。 その中の「テキスト方式」では、図4のように、個々のデータが、スペースを区切り文字として貼り付けることができました。 「配列形式」を指定すれば、カルキングの配列として使えることは、一目で分かります(図5)。


図1
図2

図3

 リンク貼り付けでは、図6のように表の枠組みが貼り付けられた感じですが、常に最新版の Excel データを表示できます。ダブルクリックすれば、直接 Excel を呼び出して最新版での操作が可能です。 勿論、同じパソコンの中に Excel と呼び出すための文書ファイルが必要なので、リンクに関するフォローが必要です。


図4

図5


図6

 「形式を選択して貼り付け」を指定すると、ダイアログパネルがポップアップします。「貼り付け」と Excel ワークシートを指定して、「OK」です。 もし、「リンク貼り付け」を指定すれば、上記の図6と結果は同じです。


図7


図8

図9

 貼り付けで作った表(図8)をダブルクリックすると、やはり Excel が呼び出されますが、図9のように最小サイズを保持します。


図10

 この Excel の表は、右下隅のコーナーをポイントしたとき、カーソルが斜めの両矢印に変わればドラッグでサイズ変更が可能です。リンク前の表に計算式がセットされていれば、選択範囲の右下にあるフィル ハンドルをドラッグしてデータを追加することも可能です。 ドキュメントの別の場所をクリックすれば、図8の状態に戻ります。

 ここまでが、Excel の表そのものを取り込む作業です。 特に、リンク貼り付けした場合に注意して欲しい問題があります。 (要注意) リンクの対象となる表が保存前の場合、リンク先のカルキングを先に終了させるとクラッシュしてしまいます。

 保存しようとした部分が、実体としてHD上に保存されていなければ、処理不能になるわけです。 このトラブルは、「早い目に保存する癖」をつけておけば回避できます。


表の挿入

 ところで、問題は Excel のデータをカルキングで活用する方法でした。 配列処理が使えれば、それでもいいですが、やはり、「カルキングの表」として取り込みたいところです。
 コピーを取った直後の作業で、先ず、「表を貼り付けたい場所」をクリックし「長方形のカーソル」を準備して、行/列 表の貼り付け です。 表の登録済みの設定条件に応じて、今回は図11のようになりました。

図11

 ここで表のセルのサイズなどを変更したい場合は、表の外から表の内部へ向けてドラッグして表を選択し、設定条件を変更します。条件の設定変更は、この選択された状態で、オプション 表のプロパティ で変更可能です。

 先に、カルキングの空の表を準備しておいて、そこへ、エクセルのセルブロックをコピーし、貼り付ける手順も可能です。 最初に、図12の空の表を準備し、左上隅のセルをクリックで選択し、行/列 表の貼り付け です。上の作業と同じコマンドです。


図12

図13

 図13のようになります。 元データの表のサイズ(縦横のセルの数)より、貼り付け先の表のサイズが小さいと、エラーになります。

 表になれば、データの取り出しは簡単ですが、表の名前が変数名として長すぎるとやや面倒です。 デフォルトの「Sheet1」を「tb1」に変える作業を見ておきましょう。

図14

 表を選択して「表のプロパティ」を呼んで、表示位置を「上端-左側」にしました。このまま「OK」すれば、図15のようにSheet1と表示されます。 「名前」欄を、「tb1」と書き換えれば、表の名前が変更されます(図16)



図15 図16 図17

 ここまでできれば、データの参照は勿論計算もできます。 入力作業は、表の要素番号を 列,行の順で入れます。

1 F2 2 , 3 enter

の手順で入力すれば、表「tb1」の第2列の3行目にある「5」を呼び出してくれます(図17)。
 後は、この表の名前を配列変数として使えば、スクリプトの演算用に組み込むことも可能です。

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